この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ふみふみ
第4章 ケージ
翌朝、七海ちゃんはお仕事だった。
朝早くから起きて朝ごはんを作り、食べていた。
アタシも七海ちゃんと一緒にパウチご飯を食べている。
今朝のパウチご飯は鰹節の味のするご飯だった。
七海ちゃんは小さな卓上鏡を見てメイクをしていた。
それが、終わると通勤用の洋服に着替えた。
今日も、ジーンズに薄手のパーカーだった。
七海ちゃんの会社には制服があったので、通勤の服は何でも良かったのだ。
ジーンズにパーカーは七海ちゃんの好きな格好だった。
とても楽な服装だったからだろう。
バッグを持ち出掛けようとした時だった。
七海ちゃんはアタシを抱き上げると、ケージに押し込んだ。
ケージの扉をパタンと閉めるとカチャっと鍵を掛ける。
アタシは出してほしくて鳴いた。
「(出してー、出してー!!)」
でも、七海ちゃんはこういう。
「今日はお仕事だから、大人しくケージに入ってて頂戴ね、帰ったら出してあげるわ…」
そういうと、七海ちゃんは玄関に行き扉を開けると出て行った。
扉がパタンと言ってしまってしまった。
アタシは七海ちゃんの部屋でひとりぼっちになった。
今までは、ママや兄妹たちと一緒だったけれど、今はひとりぼっちだ。
朝早くから起きて朝ごはんを作り、食べていた。
アタシも七海ちゃんと一緒にパウチご飯を食べている。
今朝のパウチご飯は鰹節の味のするご飯だった。
七海ちゃんは小さな卓上鏡を見てメイクをしていた。
それが、終わると通勤用の洋服に着替えた。
今日も、ジーンズに薄手のパーカーだった。
七海ちゃんの会社には制服があったので、通勤の服は何でも良かったのだ。
ジーンズにパーカーは七海ちゃんの好きな格好だった。
とても楽な服装だったからだろう。
バッグを持ち出掛けようとした時だった。
七海ちゃんはアタシを抱き上げると、ケージに押し込んだ。
ケージの扉をパタンと閉めるとカチャっと鍵を掛ける。
アタシは出してほしくて鳴いた。
「(出してー、出してー!!)」
でも、七海ちゃんはこういう。
「今日はお仕事だから、大人しくケージに入ってて頂戴ね、帰ったら出してあげるわ…」
そういうと、七海ちゃんは玄関に行き扉を開けると出て行った。
扉がパタンと言ってしまってしまった。
アタシは七海ちゃんの部屋でひとりぼっちになった。
今までは、ママや兄妹たちと一緒だったけれど、今はひとりぼっちだ。