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ふみふみ
第11章 里親
アタシは新築アパートに引っ越してきてから、毎日の様にお気に入りの出窓で日向ぼっこをしていた。
その寝心地は最高だった。
アタシは七海ちゃんとこうして一緒に暮らせることがとても幸せだった。
この幸せはずっと続くものだと思っていた。
七海ちゃんが今日も元気に仕事に出掛けて行った日のことだ。
七海ちゃんはアタシに玄関でこう言った。
「フミ、仕事に行ってくるからいい子にしていてね…」
「(うん。行ってらっしゃい)」
そう言うと、七海ちゃんは玄関の扉をパタンと閉めて鍵を掛けた。
アタシはひとりになると、出窓の方に行き身軽にスタっと上がった。
そして、いつもの様に日向ぼっこをして眠っていた時だ。
暫く眠っていたら何だか、出窓の外で二人の男の人が騒いでいる。
何事かと思い、窓の下を見てみる。
ひとりの男の人はなにやら怒っている様だった。
もう一人の人は酷く叱られている様だったのだ。
でも、アタシはそんなこと気に掛けずにまた眠ってしまった。
そんなことがあったその日の夜だった。
七海ちゃんが仕事から帰って来て、着替えて夕飯を作っていた時だ。
携帯電話が鳴った。
出てみると不動産屋さんからだったのだ。
何事かと思い話始める七海ちゃん。
その寝心地は最高だった。
アタシは七海ちゃんとこうして一緒に暮らせることがとても幸せだった。
この幸せはずっと続くものだと思っていた。
七海ちゃんが今日も元気に仕事に出掛けて行った日のことだ。
七海ちゃんはアタシに玄関でこう言った。
「フミ、仕事に行ってくるからいい子にしていてね…」
「(うん。行ってらっしゃい)」
そう言うと、七海ちゃんは玄関の扉をパタンと閉めて鍵を掛けた。
アタシはひとりになると、出窓の方に行き身軽にスタっと上がった。
そして、いつもの様に日向ぼっこをして眠っていた時だ。
暫く眠っていたら何だか、出窓の外で二人の男の人が騒いでいる。
何事かと思い、窓の下を見てみる。
ひとりの男の人はなにやら怒っている様だった。
もう一人の人は酷く叱られている様だったのだ。
でも、アタシはそんなこと気に掛けずにまた眠ってしまった。
そんなことがあったその日の夜だった。
七海ちゃんが仕事から帰って来て、着替えて夕飯を作っていた時だ。
携帯電話が鳴った。
出てみると不動産屋さんからだったのだ。
何事かと思い話始める七海ちゃん。