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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第6章 第二部【バージンロード】闇に響く音
 もし、これで相手が応えなければ、電話を切るつもりだった。
 ところが、である。受話器の向こうから聞こえてきたのは、何と知らないどころか、聞き慣れた従姉のものだったのだ!
「萌(もえ)ちゃん、ごめんねー」
 萌は戸惑いながらも、続けた。
「亜貴ちゃん、突然、ごめんねなんて言われても、何をどう応えたら良いのか判らないよ」
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