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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第7章 再会
 カメラマンが立ち上がろうとして、テーブルの角にぶつかった。弾みで萌の前のグラスが倒れ、淡い蒼色のテーブルクロスに染みがひろがる。
「す、済みません!」
 カメラマンの狼狽えた声が降ってきて、萌は首を振った。
「大丈夫です、グラスには殆ど残っていませんでしたから」
 何の気なしに座ったままの体勢で見上げた萌は、思わず声を上げそうになった。
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