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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第7章 再会
真摯な瞳で語ったカメラマンに、萌は一瞬で魅せられた。相手は萌が彼をひそかに想っていることすら知らない―恋とも呼べない恋だった。ただ彼のことを考えているだけで切なくて、涙が出そうになった、あの日々。
でも、ゆきずりの客にすぎない萌が彼に想いを告げられるはずもなく、ましてや、萌には夫と二人の娘もいた。
それでも、なお逢いたくて、ひとめで良いから、もう一度だけで良いからと偶然を装って写真館を訪れた萌の前に突然、突きつけられた現実。
でも、ゆきずりの客にすぎない萌が彼に想いを告げられるはずもなく、ましてや、萌には夫と二人の娘もいた。
それでも、なお逢いたくて、ひとめで良いから、もう一度だけで良いからと偶然を装って写真館を訪れた萌の前に突然、突きつけられた現実。