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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第8章 Tomorrow~それぞれの明日~
 でも、この瞬間、本当に終わった―。
 萌自身、思いもかけない、でも、最高の形で。
「それじゃあ、僕はこれからスタジオに戻って、仕事の仕上げをしないといけないので。時間を取らせてしまって、申し訳ありませんでした」
 祐一郎が立ち上がった。
 萌は一年前のあのときから、一挙に今へと戻ってくる。
 見上げた先には、一年の時を経た彼がいた。
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