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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第2章 平凡な主婦が考えることとは。
「ありがとうございました。今日、ここで写真を撮って貰って良かったです。ここに来て、お話を聞いている中に、良い加減な生き方をしてきた自分にやっと気付くことができたような気がします。どれだけできるか判らないけど、私ももっと真剣に生きてみようと思います」
萌はバッグから財布を出しながら言った。
「いやいや、お礼はこちらが言う方ですよ。萌ちゃんは、お客さまだから」
彼は笑いながら、萌から料金を受け取った。