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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第3章 もう一度だけ、あなたに逢いたい
そうなった時、同居はどうするのか、史彦の両親、萌の両親、一体どちらの両親と同居するのか―、実は頭の痛い問題が山積みなのだ。史彦は親孝行だから、萌の両親も大切にしてくれる。だが、やはり、実の親に対する情は特別だろう。それは萌だって、同じだ。
自分で言うのも何だが、見合いした直後から、史彦からはかなり猛烈なアタックがあった。縁談の仲介を取ってくれた父の友人も呆れるほどの連日の電話攻撃で、婚約が決まったのは見合いからひと月後、結婚式は何と三ヵ月後という超スピードだった。
自分で言うのも何だが、見合いした直後から、史彦からはかなり猛烈なアタックがあった。縁談の仲介を取ってくれた父の友人も呆れるほどの連日の電話攻撃で、婚約が決まったのは見合いからひと月後、結婚式は何と三ヵ月後という超スピードだった。