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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第3章 もう一度だけ、あなたに逢いたい
 熱いシャワーを頭から浴びると、生まれ変わったような気分になる。まだ濡れた髪の毛を萌がタオルで拭きながら廊下を歩いていた時、リビングのドアがほんの少し開いているのに気付いた。隙間から僅かな光が漏れている。
「ねえ、パパ、やっぱり、ママって、最近少し変だよ」
 突如として聞こえてきた言葉に、萌の脚が止まる。
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