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奴隷制度のある現代
第1章 1-1 美雪逮捕
美雪は玄関を出てから警察車両に乗るまでの間に、なるべく近所の人に出くわさないよう願っていた。
しかし、その願いはすぐにやぶられてた。
一階行きのエレベーターが到着したとき、その中に乗っていたのは、上の階に住んでいる顔馴染みのおばさんだったのだ。
おばさんは手錠腰縄姿の美雪をびっくりしたような目で見ていた。
美雪は恥ずかしくてしかたがなくなり、目を合わさないよう下を向いてエレベーターに乗り込んだ。
当然いつものような挨拶はかわさなかった。
エレベーター内での無言の羞恥時間を耐え、アパートのすぐそばに停めてあった警察車両の前まで連行される。
後部座席の扉が開けあれ、奥に座るよう言われたので、奥に座る。
腰縄を持った警察官が隣に座った。
もう1人の警察官が運転席に座り、無線機でなにやら連絡をとっている。
警察官:
「....
ただいま、栗山美雪を確保しました。
これから××拘置所へ連行します。
...」
車が走りはじめた。
もうこの家には帰ってこれないこと、友達や家族にも会えなくなること、これから奴隷になることが一段と現実のものとして感じられ、美雪は車の中で静かに泣いた。
しかし、その願いはすぐにやぶられてた。
一階行きのエレベーターが到着したとき、その中に乗っていたのは、上の階に住んでいる顔馴染みのおばさんだったのだ。
おばさんは手錠腰縄姿の美雪をびっくりしたような目で見ていた。
美雪は恥ずかしくてしかたがなくなり、目を合わさないよう下を向いてエレベーターに乗り込んだ。
当然いつものような挨拶はかわさなかった。
エレベーター内での無言の羞恥時間を耐え、アパートのすぐそばに停めてあった警察車両の前まで連行される。
後部座席の扉が開けあれ、奥に座るよう言われたので、奥に座る。
腰縄を持った警察官が隣に座った。
もう1人の警察官が運転席に座り、無線機でなにやら連絡をとっている。
警察官:
「....
ただいま、栗山美雪を確保しました。
これから××拘置所へ連行します。
...」
車が走りはじめた。
もうこの家には帰ってこれないこと、友達や家族にも会えなくなること、これから奴隷になることが一段と現実のものとして感じられ、美雪は車の中で静かに泣いた。