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トライ アゲイン
第1章 序章
仕方なく安祐美は唇をすぼめて亀頭の先にチュッっとキスをした。
咥えてあげようとしたけれど
湯に飛び込んだものの、ろくに洗っていない男性器からは男の独特な臭いがした。
『無理…』
パパ活でいろんな男のペニスをフェラチオしてきた安祐美だったが、不衛生な男性器をしゃぶることだけは拒絶してきた。
思わず咥えようとしていたペニスから顔を背けてしまう。
「ん?なんだぁ?しゃぶれないと言うのか?」
祐介パパが不服そうに安祐美を睨み付ける。
「ち、違うの…温泉が熱くて…
のぼせてしまいそうになるの」
安祐美はそのように誤魔化して
立ち上がって湯船の縁に腰かけた。
そんな短時間でのぼせるわけなどないのだけれど
フェラチオをしたくないと思わせたくなかったので、咄嗟に嘘をついた。
「そうなんだね…
僕はてっきり拒まれたのかと思ったよ
まさか、今までこんなにお前に尽くしてきたんだから拒む理由はないよな?」
そう言って祐介パパも湯から立ち上がり
ギュッと安祐美に抱きついてきた。
安祐美は少しだけびくりと体を震わせたけれど、おとなしくしていた。
緊張でやや呼吸が乱れる。
そのせいか、安祐美の白くふっくらとした胸のふくらみが大きく上下している。
祐介パパの視線が恥ずかしいと思った。
彼はどこまでも探るような視線で安祐美の体を舐めるように見つめる。
そうしながら、ゆっくりと焦らすかのように指先で安祐美の体をなぞった。
まるで値踏みされているような感覚に、
安祐美は焦った調子で口を開く。
「パパ、奥さまとちゃんとセックスしてるんでしょ?
何だか、すごく焦っているみたいよ」
祐介パパは、安祐美の顔を見あげながら
乳房の頂点の胸の突起を口に含んだ。
反対の胸も大きな手でこねるように揉みしだき始める。
くすぐったさが走り抜けて、
安祐美はわずかに身をよじった。
「女房とは今はもうほとんどセックスはしていない。言っただろ、仕事人間だって」
「でも綺麗な奥さまなんでしょ?
本当は奥さまとセックスするのが一番だと思っているんじゃない?」
「女房とはセックスがしたいとは思わないよ」
祐介パパの唇が、おしゃべりはもういいだろと安祐美の唇を塞ぐ。