この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
艶妻・蘭の扇情〜娘の家庭教師との淫靡でふしだらな個人授業
第5章 年月を越えて
芸能事務所の研究生同期で、憧れの存在だった赤井蘭。

真面目で一途な子で、なにより光を放つように美しかった。高飛車な態度すらもその美貌を引き立てる魅力になっていた。

当時僕たちは、事務所に秘密で僕たちは交際した。毎晩電話で喋って、渋谷の街中をこっそり手つなぎデートもした。

けど、ほどなくして僕はフラれた。蘭は二十歳年上の芸能プロデューサーに乗り換えたんだ。

そのとき蘭の言葉を今も僕は忘れはしない。

「私たちがいるこの世界は、そういう場所なんだから」

体の関係もない僕たちの恋の戯れは、呆気なく終わった。甘酸っぱい記憶だった。

蘭はそのあと、その恋人の強いバックアップで芸能界入りした。有名な作曲家の曲で華々しいデビューを果たして、二曲ほどヒットを飛ばした。

なのに、十八歳で大企業の御曹司の妻になって引退してしまった。そのときすでにそのお腹に娘の杏を身ごもっていたらしい。

僕は売れないアイドルをやった後、小さなプロダクションを立ち上げた。女性アイドルをゼロから育ててみたかった。頭の片隅に、まだ少女のあどけなさが残る発展途上の女だった、あの蘭の姿があったからかもしれない。

僕のプロダクションは年月をかけて軌道に乗り、今や大手となった。若いアイドルをデビューさせるたびに大きなニュースになり、あっというまにアリーナを埋め尽くす。

そんな僕のもとに突然、蘭が現れた。十五年ぶりの再会だ。
/24ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ