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艶妻・蘭の扇情〜娘の家庭教師との淫靡でふしだらな個人授業
第5章 年月を越えて
蘭はどうしてもひとり娘の杏を芸能界デビューさせたいという。

───自分がデビューしたいとき、君は何をしたんだ、あのプロデューサーに? 

って僕は過去のことを意地悪く訊いた。けど蘭はひるまなかった。

なんだってしたわ、と彼女は答えたのだ。

蘭は、僕を説得にかかり、デスクに跨ると思い切り体を開いて見せた。

彼女がここまでするなら、俺が杏を育ててやろう。そう思った。勝算はあった。蘭の血を受け継いだ杏は、本当に美しい少女だったからだ。


こうして今僕は、十五年前に手に入れることができなかったものを手に入れた。

蘭は、僕の事務所の社長室のソファの上で、僕に組み敷かれて喘いでいる。

僕だってこの十五年間、いろんな経験をしてきた。いろんな女を抱いてきた。

けれどもいつだって蘭と比べていた。想像をたくましくして描きつづけてきた妄想上の蘭の肉体は、それでも実際の彼女の圧倒的な存在感にはかなわなかった。

白い肌は柔らかく、適度な弾力もあり、全身からむせ返るほどの妖艶な香りが匂い立っている。香水などではない、蘭の皮膚の香りだ。発情した彼女の体からは甘酸っぱい花のような香りがした。

白い太もものあわいに咲く花弁は肉厚で薄紅色に艶めいて、透明の光る蜜を滴らせて震えている。

僕は彼女を四つん這いにして、濡れた蜜壺に自分の肉竿を挿し入れた。僕の与える圧迫感に蘭が背中をのけぞらせる。

「ああっ、おっきいの」
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