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12歳年下の彼のお誕生日の話
第8章 沖縄旅行 3日目
橋を渡った先のすぐそこに
行きたいと言っていた場所が
もう、見えているから
今から古宇利オーシャンタワーに
行くのかなって思ったら。
港斗君が運転するレンタカーは
そっちじゃなくって、橋を渡ってすぐの
古宇利ビーチの方にある”ある場所”に
彼の運転する車は到着して。
『はい、着きましたよ。巴さん』
「着いたって…ここ…」
辿り着いたのは…1軒の
古宇利ビーチのすぐ近くにある
…マリンショップで。
『はい、折角ですからね。この
エメラルドグリーンの海を
ちょっとだけ覗いて行きませんか?』
ダイビング…ではなくて、
シュノーケリングのコースで
彼が予約をしてくれていたみたいで。
ここのマリンショップは
1グループに1人地元出身の
この辺りの海を良く知っている
スタッフさんがついてくれるみたいで。
ボートでポイントまで、
楽々アクセスできるのだそうだ。
ショップで簡単な説明と
誓約書にサインをして、
着替えをして海に入れる準備をすると。
船の準備をして待って居てくれて。
船の上で簡単に水抜きの仕方とかを
レクチャーしてくれる。
スタッフの人が一緒に
海に入ってくれて、
フロートを用意してくれて。
それを引っ張って説明しながら
私達を連れて行ってくれるから。
そんなに泳ぎが得意じゃない人も
こう言うグループにスタッフの人が
着いてくれたら安心して楽しめそうだ。
それに何よりさっき見ていた
あの海に自分達が今居ると言うのが
かなり感動的ですらあって、
自分達の足の下にはサンゴ礁が広がっている。
海の中を覗き込めば、感動的な
景色がそこには広っていて
オプションで水中カメラを購入したので
港斗君がお魚と泳いでいる所を
撮影してくれたり。
スタッフの人が体験中の様子を
撮影してくれたりして。
自然の海の中で泳いでいる、
カクレクマノミの姿も見る事が出来て。
『あっち、見てみて、ウミガメが居るよ』
そう言われて、時間がもう
10分程で終わる頃に運よく
ウミガメにも出会う事が出来た。
泳いでいるウミガメは彼が
バッチリカメラに納めてくれて。