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12歳年下の彼のお誕生日の話
第8章 沖縄旅行 3日目
『はい…ずっと…、いつ話そうかって
考えてた…には…、考えてたんですけど
話せないままで、ズルズルしてた話なんで。
でも……こう…旅行中とかなら、
巴さんに話せるかなって…思ったんです』
バックハグされている状態から
巴が振り返って、向かい合う体勢になると。
港斗の頬に自分の手を当てて
港斗の顎の辺りにキスをする。
彼が下を向いてくれないと、
彼の唇まで届かないから。
「明日になる前に…、
言っておきたかったって事?」
『はい…、その通りです。
……何と言うか、巴さんには
もう…何でも…お見通しですね…』
ふふふと…港斗の言葉に巴が笑って。
「そうだよ…、お見通し…」
『怒ってますか?巴さん…
その…ずっと…黙ってた…事…』
「港斗君だけの話じゃなくて、
お家の事でもあるから…。
付き合ってすぐの交際歴が
短い段階で言われても言われたで。
え?ってなりそうな気もするし……
話してくれたんだから、それでいいよ…」
『はぁ~、良かったぁ~。
巴さんだったら、許してくれるって
そう思ったんですよ、嬉しいです』
ギュウウと抱きしめられてしまって
身体の内容物が出てしまうんじゃ
ってそんな力の強さだったんだけど。
そのままお姫様抱っこされてしまって。
プールの中でぐるぐる回転されてしまって
目まぐるしく変わる景色の色に
目が回りそうになってしまったんだけど。
『ありがとうございます、巴さん。
僕、やっぱり巴さんにして良かったです』
そう言いながら、ちゅっ、ちゅ…ッと
顔のあちこちにキスをして来て。
お姫様抱っこされたままで、
彼にキスをされてしまって。
彼は両手が塞がってるから、
キスをしたそうな空気を読んで
こっちからキスをした…んではあるけど…。
『んっ、…巴さん…、好き…です…
はぁ…、このまま…巴さんと
…したい…所ですけど……。
予約の時間もありますので…。
この続きは…またご飯食べて、
こっちに戻ってからにしましょうか』
と…言う事になったので、
水着はまだ洗濯せずに…脱いで。
テラスの所の隅に置いて置いて。
「ねぇ、あの…ガラス張りの所って
もしかして…お風呂なの?」