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12歳年下の彼のお誕生日の話
第2章 2024年7月6日
葵ちゃんの事も気になっていたし
私も…明日から沖縄に行くので。
ハーブ蒸し…安くでいいよって
言ってくれているから…と
彼に美咲さんのサロンに行っても良い?と
そう彼に言うと、だったら
一緒にエビちゃんと夕飯垂水で
適当に食べようかって話になって。
港斗君からのその提案を、
葵ちゃんにLINEをしたら
すぐOKの返事が返って来たので。
『2名様でお待ちの生田様~』
ちょうど…席も空いたみたいで、
お店の中に入ると、席に案内される。
フランス・パリのアパルトマンの
一室をイメージした、マムーニアは
どこか昔の外国の探偵事務所とか
ギャングのアジトの様な隠れ家感がある。
ここはオムライスと、ナポレオンパイが
人気のカフェで、フルーツが沢山入った
季節のナポレオンパイや、
ナポレオンクレープが楽しめる。
今は…夏に美味しい果物の
桃や、メロンやマンゴーの物が
楽しめるようだった。
『僕は…本日のオムライスの大にします、
デザートは…メロンにしようかな…
巴さんは、何にしますか?』
「えっと…私は…、明太子のオムライスと
桃のナポレオンクレープにしようかな?
アイスレモンティーで……」
お洒落な元町の隠れ家カフェで
ランチを頂いた後は、
垂水にあるテラスハウスに戻って。
私がエステに行っている間
彼はジムに行くと言っていたので。
15時には…間に合いそうだったので
垂水駅まで葵ちゃんを迎えに行って
そのまま住宅街の中にある
美咲さんのエステサロンへと向かった。
美咲さんのサロンは雑居ビルの3階
部分にあるテナントで。
『あ、友坂さんに…蛯名さん
私も丁度来た所なのよ…。
今サロンの鍵開けるから待っててね?
適当に座って待っててくれる?』
『美咲サン、すいませんでしたぁ
今日は…美咲サンお休みなのに…』
葵ちゃんは…明日と明後日と
連休を取って居て、今日は
夜勤明けなのだそうだ。
『ううん、良いのよ~
だって…折角ずっと片想いしてた
例の彼との…お泊りデートなんだもん。
私だって…お手伝いさせて欲しいわ。
あ、二人に聞きたい事があるんだけど…
夜って何か予定あるかしら?』