この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼のお誕生日の話
第14章 沖縄旅行 最終日
その他に、
この城下町エリアには
紙すきや、紅型、藍染めや
三線の体験が出来る工房があったり。
ぶくぶく茶と言う、泡を立てた
お茶を飲める場所があったして。
元の服装になった後は
そのぶくぶく茶を…頂いて。
かき氷…みたいに
泡が山盛になって出て来て。
これをどうすれば??って思ったんだけど。
泡は上からがぶり…と食らいつくのが
このぶくぶく茶の飲み方なのだそうで。
あーんと大きな口を開けて
港斗君が泡にかぶり付いてるのを
動画で撮影して。
お店の人が一緒についてるお茶菓子で
泡をすくっても良いですよ~と
助け舟を出してくれたので。
私はお茶菓子で泡をすくって泡を食べて?
泡の部分は苦味があるんだけど
その下のお茶はさんぴん茶で。
美味しく…一服した後は。
スーパーエイサーのショーを楽しんだり
コミカルなハブのショーを観たり。
沖縄料理が色々と味わえる
バイキングレストランでお昼を頂いて。
南都酒造所…では…、
サンゴビールと言うクラフトビールと
ハブ酒を…作っている…のだそうだが。
そのハブ酒を作る…製造過程を
ガラス越しに見学する事ができるんだけど。
『巴さんッ、これ、ヤバいですって。
マジでヤバい…ですよ…ッ!!』
そう彼が…ハイテンションで
写真を撮りまくってるのは…、
ハブを泡盛ベースにしてハーブを加えた
原種に…漬け込んでエキスを
抽出しているタンクの事で。
そのハブを漬け込んでいるタンクが
ガラスで見える様になっていて。
このタンクの中には、そのままのハブが
約150匹…漬け込まれていて。
ハブの毒はアルコール分解されるのだそうで。
このまま10年…漬け込まれているのだそうだ。
『へぇ~、ハブ酒って
作るのに時間が掛かるんですねぇ』
実際に…ハブ酒は…元々
素材のクセが強いお酒みたいで
味が…特徴的で飲みにくいのだそうだ。
それをハーブのブレンドとかを工夫して
ハブのクセと言うか臭みを消し
旨味を残してハーブの薬効効果も
期待できるように改良されているのだそうで。
後から更に13種類のハーブを漬け込んだ
泡盛とハブのエキスを抽出した原酒を
ブレンドして飲みやすくしてあるのだそう。