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12歳年下の彼のお誕生日の話
第3章 2024年7月7日

蛯名さんにとって…
いい彼氏…でありたいと思う。

自分でも自分が嫌になりそうなのに
こんな僕に好きをいつもくれる。
笑顔を向けてくれる彼女に、
沢山のごめんなさいも、ありがとうも
返したい…って…腹を括った気で居たが…。

見た目が…変わったからと言って
今まで…26年…生きて来た
性格…なんて早々に変わる物でもない。

7月1日に生田さんが開催してくれた
生田さんの友達である経験豊富な先生の
水嶋來翔さんと有翔さんを招いての
セックス…の勉強会?講座?は…
生田さんを…半ば追い返す感じで
帰らせてしまって…、なんだか
のけ者にした感じになっていたので
申し訳ない感じがしていたのだが。

有翔さんからLINEが来て、
今日は神戸空港まで生田さんと
友坂さんが沖縄旅行に行くから
送迎引き受けてるからフォローしとくと。
ありがたいお言葉を貰って安心した。

生田さんが帰った後、また
ビールを飲みながら講義を受けたのけど。

AVは一種のエンターテインメントだから
AVは見せる為のセックスで、
女性がされて嬉しいセックスではない
男性が見て楽しいセックスだと教えて貰った。

だからAVを観ても…セックスが
上手くなる訳じゃないと言う事なのだそうだ。

『俺思うんやけど、ソウタは
自分に自信が無さ過ぎやねんて。
自分、自己肯定感低っくいねんて』

『ライトが高すぎるんだって、
ちょっとは小林君を見習って
ライトは謙虚さを持った方が良いよ』

と…來翔の言葉に有翔が
容赦のないツッコミをしていたのだが。

『……あの人が言ってる事は…
あながち…間違いでもないしな…』

ハァ~っと小林がその時の
双子とのやり取りを思い出してため息をついた。

有翔さんからは…そっちの
自分の自己肯定感の低さを
克服する…方法も…アドバイスされて。
僕が不安そうにしていると、
僕が不安になっている以上に
受け入れる側の彼女を
蛯名さんを不安にさせてしまうからと。

今日は…最後までしなくちゃダメって
思わないで良いよって…言って貰った。

その後は……あの2人が…個人で
女性とのセックスの様子を
撮影した…動画を見せて貰って…。


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