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12歳年下の彼のお誕生日の話
第3章 2024年7月7日

同時刻 小林side

セットしていたアラームの音で
小林は目を醒まして、トイレを済ませると
そのままシャワーを浴びに
バスルームへと向かった。

服のコーディネートとかは
自分で選ぶ自身がないので
ショップの店員さんに、
マネキンのコーディネートで
自分のイメージに近いのと
こんな感じで見立てて欲しいとお願いして。

選んで合わせて貰ったのを、
一式購入して
それに合わせられる
別のシャツとかも一緒に購入した。

ザァアアッ…と頭から
温い…低めの温度のシャワーを浴びる。

今日の夜には…蛯名さんと…、
そう言う事を…するんだ…と
考えないでおこうと、意識
しない様にしないとと思うが…。

いざという時に慌てないためにも
イメージトレーニングは…、
して置いた方が…とも思うし…。

イメージを膨らませれば…その…
自分のその部分も…当然に
その頭の中に思い描いた…状況に
反応して…膨らんでしまう…訳で……。

『…………やっぱり…1回、
出しといた…方が…良いかな…?』

美海さん…に…言われた台詞が
ぐるぐると頭の中で回って…。
彼女にも…蛯名さんにも…
幻滅されてしまったら…どうしようと
そんな事ばかり考えてしまう…。

僕は…そんなに…経験が多いって
訳じゃないから…、セックスが
上手い方じゃないのは
自分でも…理解はしてる…し…。

経験が豊富な…美海さんを
満足させられなった…のは…
本人から言われてしまったから分かっている。

上手く行かなかったらどうしようとか
嫌われてしまったらどうしようとか
幻滅されてしまうんじゃないかって

そんな負のスパイラルにハマってしまう。

美海さんの事を…ズルズルと引きずって
長い間恋愛その物にネガティブに
なっていた自分が、また同じ様な
事になってしまったら…それこそ…
もう…セックスも恋愛もしたくないと
そんな風に…なってしまいそうで…。
それが怖くて、蛯名さんの事も
その内…僕の事なんて
嫌になって愛想をつかして
彼氏ができるだろうと…そんな…
逃げ腰になって…ズルズルと
彼女の気持ちを知りながら放置して来てた。

そんな自分を変えたいと、
自信を付けたい…のもあるし。


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