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12歳年下の彼のお誕生日の話
第1章 秘密の男子会

そう小林が話を続けて、
今來翔がしようとしていた事が
このお祖母ちゃんがしている事と
同じ事なのだと…話をする。

『そうやったんや、知らんかったわ。
んならこれは…佐々木に返しとくわ。
んで、そろそろさ、具体的な話しようや。
それとも…あれやったらうち来る?』

そう小林が個室にはしたにはしたが
話しにくいんだったら、と言って
自分達が住んでいるマンションに
この後来るかと來翔が提案して来て。

『丁度、ええもんあるし…
今から家来ぃや…まだ
早いし、時間大丈夫やろ?』

『ミナトは友坂さんが居るから
早く帰りたいだろうけど…、
小林君が良かったら…泊まる?』

相変わらず…双子の
コンビネーションは絶妙な感じで。

『家、長田なんでしょ?
職場、確かミナトと一緒の所だよね?
大倉山姫野病院…仕事で行った事あるし
明日職場まで、直接送ってあげようか?』

『俺の新品のサラのパンツあげんで?
仕事、どうせ着替えるんやし、
服一緒でもええやん、洗濯一緒にしたんで?』

確かに…ユニフォームがあるから
私服なんて更衣室まで…しか着ないけど。

『ええやんええやん、泊りぃや自分
ミナト帰った後でええもん見せたるし』

『………でも…良いんですか?』

『別に良いよ?うちのマンション
3LDKだから…来客用の布団もあるし…』

『ほな、行こ行こ』

そう言って…その居酒屋を後にして
2人が住んでいるマンションに
そのまま行く事になった。

三宮駅からは徒歩10分程で
さっき居た居酒屋からは
歩いて5分程の距離にあるマンションで。
立地としては、
異人館のある北野に近い辺りだ。

築28年の…8階建てで、
その6階に2人の部屋があるらしい。
このマンションにした理由は
三宮が徒歩圏内なのと、
部屋の中央にLDKがあって
その両サイドに部屋があるから
お互いが女の子連れ込んでも…
気にしなくていいとか言う理由だとかで。

そんな話をしながらマンションに向かって
マンションのエレベーターで6階へ移動する。

『でも、結局…シェアする時多いから。
リビングで…3Pとかになるんやけどな』
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