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12歳年下の彼のお誕生日の話
第4章 7月7日 AM編
『あ、巴姉サンから聞いたんですが。
巴姉サンと、生田サンの
愛の巣のお庭にプール買って
ガーデンプールパーティーを
梅雨が明けたらしたいって…
生田サンから小林サン聞いてますか?』
と、話題は港斗が計画している
テラスハウスの坪庭での
ガーデンプールパーティーの事になって。
その話は聞いていたので、
前にバーベキューで一緒になった
水嶋來翔、有翔の双子も
一緒にするつもりらしいと返事を返した。
『人魚のヒレとか、
差し入れしたら…盛り上がりますかねぇ?
あ、あれどうですかね?
SNSで見る、ハンモックフロート…』
蛯名さんにそれは何かと尋ねると
水の中で使えるハンモックで、
浮き輪程空気入れしなくても良くて
リラックスして使えるもので。
お値段も割と手ごろな感じらしい。
『あ、じゃあ…2人用の
大きなサイズのを2人に
私達からプレゼントしませんか?』
そう言いながら検索してくれて
Amazonで2000円以下なので
パーティーの差し入れには
丁度いいぐらいの値段かも知れない。
そんな話をしている間に
須磨シーワールドのある
須磨海浜公園の駐車場に到着した。
『海~~!見て下さい
海ですよ、海ッ!』
都会の海水浴場の須磨海水浴場は
芋の子洗い…のイメージと
都会の中の海水浴場だけあって
…水質が……こう…見た目に
綺麗って感じの海ではないので…。
『海開き前だから空いてて良かった…』
須磨海水浴場の海開きは
7月の11日からで、
今日は7日でまだ海開き前なので
海岸の辺りも波打ち際の散歩と
砂遊びを愉しんでいる家族連れや
カップルの姿があるだけで
海水浴客の姿はなくてがやがやと
騒がしく無くて快適に潮風と波の音を
楽しみながら綺麗に整えられた
プロムナードを一緒に歩いて。
スタバで一服してから、
須磨シーワールドの入口に向かった。
時刻は9時57分で、10時には
後3分程時間があったが、
もう…10時予約の事前購入者の
入場を開始している様で、一緒に中に入った。
須磨シーワールドは4つのエリアで
構成されていて、須磨シーワールドホテル、
オルカスタジアム、ドルフィンスタジアム
の2つのスタジアムと、アクアライブ。