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12歳年下の彼のお誕生日の話
第1章 秘密の男子会

『その辺りはさ……確かに
來翔に聞けばさ…、テクニックと言うか
感じさせる、イカせるセックスは
出来ると思うよ?でも女の子が
えっちの中で、男に求めるものって
純粋な快感だけじゃないからね?』

『でもアルト、男としてはやで?
女の子とえっちしとってさ
こんなん知らんとか
こんなの初めて、って言わせたいやん?』

『ミナトなら…分かるんじゃない?
僕が言ってるセックスと、
ライトが言ってるセックスの違いがさ。
僕は…ミナトや小林君みたいに
そんなセックスが出来る相手がさ
この人とならって思える人が居ないし…』

『不倫ばっかで、お前割と
昔から年上の女ばっかりやん。
旦那とレスの人妻ばっかり食っとるクセに』

來翔が有翔の言葉に不満そうに
しながらそうぶつぶつと言って居て。

『半分は…ビジネス…みたいな物だよアレは』

『お前のあれって、ママ活…なん?』

『勝手にあっちがくれるんだって。
だから…相手に確認したらいいと思うよ?
案外力加減とかって弱いソフトなのが
好きって子とかも居るし…、
そう言う…こうして欲しいなとか
それは嫌だなって思ってても
相手に気を遣ってる事もあるからね?』

有翔は…小林君に、
具体的なテクニックを伝授と言うよりは
前戯に時間をかけて、最中に
反応を見ながら声を掛けて
どこをどうするのが気持ちいいと
相手が感じるのかを回数毎に
積み重ねていくことが大事と……。

真面目な小林が有翔の話を
メモに綺麗に取って居て。
終始來翔は暇そうにしていたけども。

『……褒めてあげるとか??』

『褒めるのは…大事な相手だったら
尚更、忘れちゃ…ダメだよ?』

『具体的に…は…褒める…ポイントとか…』

彼の真面目さが…その言葉で
観察のポイントとか
言葉かけのポイントを聞いている様で。

『感度ええやんとか?
濡れ濡れなってるやんとか?』

呆れたと言いたげな顔で
來翔を有翔が見ていて。

『おっぱいデカいやんとか?
乳首…感じ易いん?とかちゃうん?』

『もう…來翔は参考にしなくていいから、
下着は絶対に…褒めてあげてね?
多分…前もってお泊りって分かってるから』

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