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処女(はじめての)浮気/お持ち帰りされた若妻
第4章 一線を越える


 「ミキ……イクっ」

 「いいよ……わたしも、一緒に……!」

 レンの唸りと同時に、二人の身体の揺れが止まり――ビクン、と深く繋がった奥に熱が走った。
ドクドクと脈打つ熱が、ミキの子宮を満たしていく。

 「ああっ……!」
(レンのが……わたしの中に……熱い、すごく―――)

 ミキも小さく痙攣しながら、全身の力が抜けていった。
快楽に溺れた身体が支えを失い、崩れるように床へと膝をつく。

 「……ミキの中、良かった……」

 レンが腰を引くと、ヌルリと音を立てて抜けた先から、白濁がとろとろと太ももを伝い落ちる。
その淫靡さに、ミキは目を細めて息を吐いた。

 「聞かれちゃったかもな、俺たち……」

 レンは苦笑まじりにドアを振り返る。繋がっていたあいだも、廊下を行き来する人の気配があった。

 「かもね……」
 ミキも小さく笑う。その頬はまだ熱を帯び、下腹の奥に残る余韻がじんじんと疼いていた。
彼の子種が、ゆっくりと流れ落ち、床に小さな水たまりをつくっていく――

 「おいで、拭くよ」
 レンがティッシュを手にし、ミキの脚の間へと手を伸ばす。

 音もなく、けれど確かに感じる温もりと指先。
柔らかな紙越しに、潤んだ秘所をそっと拭われるたびに、火照った身体がまた目を覚ます。

 「……わたしも……レンの、きれいにしてあげる……」

 囁くように言いながら、ミキはレンのものをそっと口で包みこむ。
 白濁と愛液に濡れたそれに、舌を這わせ、ぬるりと丁寧に舐め取っていく。

 「っ……お、お……ミキ……」

 レンが押し殺すように喘ぐ。
 舌先と唇が絡み、丹念に汚れを舐め落としていくうちに、次第に男の形を取り戻していく――艶と熱がまた宿り始めた。

 ミキが顔を上げた時、レンが優しく囁いた。

 「……ベッド、行こうか」

 その声に、ミキは静かに頷いた。

 
      ◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇


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