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処女(はじめての)浮気/お持ち帰りされた若妻
第1章 プロローグ·背徳の週末

「ええ、どうぞ。薬……飲んでますから、そのままでいいですよ」
「まじですか? たまらんねー。中に出すなんて何年ぶりかな」
ペロリと舌なめずりしながら、男は先端を膣口にあてがった。
まるでモノ扱いのような夫と男の会話――
なのに悔しいことに、その瞬間に今日いちばんの疼きを感じてしまう。
まだ十分に濡れていない膣口を、カリの太い先端がメリメリとこじ開ける。
快感にはほど遠い、むしろ不快な感触だった。
「あっ、も、もっとゆっくり……」
「え? そんなに喘いで……大きくて気持ちいいの?」
「ちがっ、い、痛いの。やさしく、あっ……」
「ほーら、全部入ったよ。奥まで突いてあげるね」
会話も感性もかみ合わない。やっぱり、相性が悪い。
(もう……早くイッて、早く終わって)
ギュッと下腹に力を入れ、肉棒を締めつける。
「おおっ、このキツキツマ○コ、ヤバっ」
男は正常位のまま、ギシギシとベッドを揺らし、ひとり悦びの声を上げ続けた。
「あ、ああ、イクよ。いっぱい中に出してあげるから――」
あっ、と男が叫んだ直後、ビシャッとミキの中で熱いものが弾けた。
ドクドクと脈打ちながら、男はミキの上でぐったりと動きを止める。
快感の余韻はなかった。ただ「終わった」という安堵だけが残る。
でもその奥底で、消えそうで消えない快楽の火種が、ほんの微かにくすぶっていた。

