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主婦という枯れない花
第4章 戻ることの出来ない以前の自分
ある日の午後、ランチでも食べようと遥香の家へ呼び出された。普段、遥香の家に呼ばれる事はあんまり無いが、おそらくあの日の話がしたいのだろう。
少し良いスパーリングワインをお土産に遥香の家へと向かう。

「いらっしゃい。入って」
そう言って遥香の家に招き入れられる。女性の一人暮らしらしくインテリアは遥香の趣味で統一されている。少しだけ羨ましくなる。
色々と用意してくれていたらしくテーブルの上には多くの料理が置かれている。
遥香の手料理は美味しい。昔、男を捕まえるために色んな教室に通っていたらしい。
遥香にワインを渡す。
「呑んじゃおうか」そう言って遥香はワインを開けグラスに注ぐ。テーブルに座り乾杯をする。
お互い取り留めのない話をしながらお酒が進む。少しアルコールが回ってきたところで遥香が切り出す。
「で、この前Luminousで何があったの?」
興味津々な様子だ。
私は一部始終を話した。
リコちゃんとケン君と出会った事、ダーツの事、罰ゲームで着替えさせられた事、リコちゃんにセックスを見てほしいと言われた事、プレイルームで見させられた事、我慢出来なくなりショウ君とセックスしてしまった事。
私が話している間ところどころ相槌を打ったり質問して来たりしながら遥香は大人しく聞いていた。
30年近くの知り合いになる親友の遥香に聞かれるのは恥ずかしかったが包み隠さず話をした。
「そんな事になってたんだ....」
遥香が呟く。
「その後に店行った?」
「行ってないよ。なかなか一人で行く勇気が無くて。」
「う~ん...」
遥香が少し何か考えている様だった。
「正直に答えてほしいんだけどショウ君の事好きになったりしてないよね?」
遥香が真面目な顔で聞いてくる。
「わかんない...好きって迄は無いと思うけどショウ君のこと思い出したりする事あるかな。」
遥香が少し黙る。
「美樹。好きになっちゃ駄目だよ。」
遥香が言葉を続ける
「あんたは親友だからハッキリ言うけど私達は彼からしてみたら性欲の発散対象でしかないんだからね。」
私だって分かっていなかった訳では無いが改めて言われると少し胸がチクッとなる。
「だからハプニングバーって連絡先渡すの禁止なんだよ。もちろんLuminousもそう。中で知り合った人と外で会うのも禁止だし、たまたま出会ったとしてもお互い知らん振りするのが暗黙のマナーだからね」
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