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主婦という枯れない花
第6章 初めての相手
「ちょっとまっててね。」
そう言って彼がコンドームを手にする。
その手を私は掴む。
「そのままでお願い。着けなくて良いから」
「えっ?」
「最後は着けたくない。今日は大丈夫だから。最後はそのまま挿れて。お願い」
「本当に良いの?」
「うん。お願い」
拓也君が意を決したように、そのまま身体を重ねペニスを膣口に当てる。
「牧さん。本当にそのまま挿れるよ」
「うん。それと、今だけは下の名前で呼んで。美樹っていうの。牧 美樹なんて変な名前でしょ?」
「美樹さん...きれいな名前だよ」
そう言って彼がゆっくり挿入してくる。
膣全体で受け入れる。ゆっくり押し拡げられる。噛みしめるように彼が侵入してくる。
「凄いヌメヌメしてる。美樹さんの中、纏わりついてくる」
「気持ち良い?」
「うん。」
「私も気持ちいい」
彼が時間を惜しむようにゆっくりとピストンしてくる。さっきとは打って変わってじっくりと腰を動かす。
それに合わせて私の腰もゆっくりと動く。
彼がキスをしてくる。私は目をつむり彼の舌とペニスを受け入れる。二人の間の境界線が溶けていくようだ。夢中で彼の舌に私の舌を絡ませる。
ずっとこうしていたい。
年齢とか、立場とか関係なくただ二人の男と女として求め合っていた。
ゆっくりとじっくりとお互いの粘膜が擦れる。
「美樹さん。今日だけ言わせて下さい。好きです。愛してます」
きっと彼の勘違いだろう。そして私も勘違いをしているのだろう。
「ありがとう。嬉しいよ」
私の勘違いは言葉にしなかった。それはルール違反だから。
「俺、美樹さんの中に射精したい。受け止めてほしい。」
私も同じ気持ちだった。
「うん。私も出して欲しい。来て」
彼がピストンを早める。子宮口にペニスの先端がぶつかる。
喘ぎ声が漏れる。幸せな気持ちの中で高まっていく。
「美樹さん。イクよ。」
「お願い。出して。私もイク。」
お互い求めるように腰を振る
「イクッ!出るっ!」
「私もイクッ!」
拓也君が強く打ち付けた瞬間私、絶頂を迎える。、膣が震え締め付け精液を搾り取る。ペニスは大きく跳ね私の中へそのまま精液を吐き出す。2回、3回とドクっと動き注がれる。お互い動けずに抱きしめ合う。
何故か私は涙を流していた。最後という悲しさからではなかった。たしかに愛されたという幸福感からだったのだろう。彼が涙を拭ってキスをしてくれた。
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