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第2章 ドライ・マティーニ♪

「わぁ〜 オリーブが３個入ってる！」

はしゃぐ私にマスターがニッコリ

「ちゃんと待てる良い子には、ご褒美が必要でしょう!?」

優しい言葉に涙が溢れそう


あなたと過ごす楽しい時にも
1人で過ごす切ない時間もずっと見ててくれたマスター…

そして…ドライ・マティーニ――

辛口なのに何となく、優しい気持ちにしてくれる…

それはきっと 思い出が重なって、私の心に染みいって…そうして楽しむ味だから