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カクテルバー 『cross×』
第8章 ノンアルコール・カクテル♪
「彼が、話してた角田です」

「始めまして、角田 照 です。先輩からお話は伺ってます。」


マスターは、親しみを込めた眼差しで僕を見た。


「店の印象はどうですか?ははは!狭いでしょう!?」

「いいえ。むしろ自分の思い描いた店に近くて驚いてます。落ち着きますね…」

僕は率直な感想を述べた。

「夫婦でやるにも丁度だな!?」
先輩がからかう。

アキは顔を赤くして俯いた。

「可愛らしい奥さんだね〜」

マスターがにこやかに言うものだから、アキは首を横にふり頬に手を当てた。

アキ…可愛い過ぎだよ。


「イヤァー、まだ結婚してませんよ。
でも近い将来はそうできたらいいな…!」


アキはまた赤くなった。

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