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カクテルバー 『cross×』
第2章 ドライ・マティーニ♪
レストランの予約は、仕事が終わらないと判った時点で変えてくれていた。

仕事終わりに閉店間際の花屋で私の為に花束を買って来てくれた。

8時15分…
少し遅めの夕食をとる。

「俺達の出会いの日に乾杯!」

赤ワインで乾杯をした。


何時もよりワインが進む。

食事も進み、ワインも美味しい♪

酔いが回り 私は意地悪を言いたくなった。

「1時間20分も…待ったのよ!ヒク!」

「だからゴメン…俺何も言えないよ!」

「私だから、付き合っていられるんだよ!
他の女の人なら、とっくに別れてるわ〜 ヒック!」

いよいよ酔った私をあなたは困った顔でチラ見する。

「もうわかったよ…
俺が仕事の虫だからいけないんだな!
じゃあ将来コウが俺を食べさすか?」


「将来? ヒック!
将来なんて解りまへ〜ん…あたいは…今 あなたと…ヒクッ!居たいのれーす!」


酔っぱらいだ!わたし



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