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第2章 ドライ・マティーニ♪

カチャカチャ…マスターが忙しくカクテルを作り始めた。

｢えーと…マティーニをください｣

｢はい、どうぞ。改めていらっしゃいませ、コウサン｣

はやっ！
私の好きなマティーニが注文と同時に私の前に置かれた。

ふふふっ 覚えててくれたんだ♪

微笑む私をみてマスターも笑顔を向けた。
笑うと頬に浮かぶエクボ…


彼も…
一年前に別れた彼もエクボが素敵な男性(ひと)だった

マティーニを飲みながらあの頃の二人を思い出す


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