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あなただけ今晩は
第2章 同棲生活

同棲期間中でも自然に授かるのならそれがいいと思っていたのだ。
前回の結婚とは偉い違いだと自分でも感じてしまう。

アキラは私の身体を抱き締めるのをやめると私の身体の中に入って来た。

「あ、彩ちゃんの身体の中は、いつも暖かいよ…」

そう言うとアキラは腰をゆっくりピストンしてゆく。
そのリズムに合わせるかのように私から甘い声が漏れてくる。

「あぁ、あ、アキラくん…も、もっと、つ、突いて…」

それを聞くとアキラはもっと激しくピストンしては私の身体を突いてくる。
そのピストンに私は酔いしれた。

「彩ちゃん、俺、もう我慢できない…」

アキラはこれ以上我慢できない様だった。
これはいつもの事なのだ。

アキラは私よりも3歳も若かったからだろうか。
それとも今までの相手では感じる事が出来なかったからだろうか。

アキラは私の身体の中に入るととても気持ちよさそうに逝ってしまうのだ。
私の身体はキスだけでも十分に感じる事ができる。

それだけでも十分にエクスタシーを感じられていた。
でも、やはり少しの間だけ身体を突いて欲しかった。

「あ、アキラくん、と、とても、い、いいわ…逝って…」
「う、うん、彩ちゃん、…」

そう声を掛けるとアキラは身体を少しだけ震わせるのだ。
ペニスが少しだけ膨らむのを感じた。

その直後にアキラは精子を私の身体の奥深くへと放った。
ペニスが微かに脈打っているのが分かる。

放たれた精子は私の身体の奥深くへと泳いでゆく。
私の卵子に上手く巡り合えれば奇跡だと言える。

それだけは、神様にしか分からなかった。

「彩ちゃん、俺、好きだよ…」
「私もよ…」

私は、アキラの事がとても好きだった。
それは、今でも変わっていない。

土曜日の夜はこうしてしっとりと闇に溶けてゆくのだった。

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