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あなただけ今晩は
第2章 同棲生活
同棲を始めた頃、まだアキラは私のことを“平井さん”と呼んでいた。
確かに今まで一緒の会社で働いていたのだから苗字で呼ぶのは当たり前だったかもしれない。
だが、もうすでにアキラは外資系の会社に転職していた。
私は相変わらず某大手電機メーカーで派遣の事務の仕事をしている。
もう職場は違うのだからお互い呼び方も変えた方が良いのではないか。
そんな疑問が浮かんだのは言うまでもない。
「高山くん、もうお互い呼び方変えない?」
「うん、いいけど、そんな平井さんだって俺の事まだ高山って言ってるじゃん?」
そう言うとアキラは笑うのだった。
「そ、それもそうね…私は高山くんのことアキラくんて呼ぶわ…」
「なら、俺は平井さんのこと彩ちゃんて呼ぶよ…」
「そうね、それでいいかも知れないわ…」
「でも、ちょっと照れるなぁ…」
そう言うとアキラはちょっと顔を赤らめて笑うのだった。
そんなアキラの姿を見ると私は可愛くて仕方がなかった。
年下男子は余程の事がない限り私は可愛いと思っている。
当時アキラの勤める会社はマンションから車で約10分のところにあった。
アキラの会社は車通勤が認められた会社だった。
アキラは同棲し始めた頃車を購入した。
「彩ちゃん、俺さ、車買おうと思うんだけどさ…」
「ええ、いいと思うけど?」
「スバルのレガシィ買おうかと思ってさ…」
確かに今まで一緒の会社で働いていたのだから苗字で呼ぶのは当たり前だったかもしれない。
だが、もうすでにアキラは外資系の会社に転職していた。
私は相変わらず某大手電機メーカーで派遣の事務の仕事をしている。
もう職場は違うのだからお互い呼び方も変えた方が良いのではないか。
そんな疑問が浮かんだのは言うまでもない。
「高山くん、もうお互い呼び方変えない?」
「うん、いいけど、そんな平井さんだって俺の事まだ高山って言ってるじゃん?」
そう言うとアキラは笑うのだった。
「そ、それもそうね…私は高山くんのことアキラくんて呼ぶわ…」
「なら、俺は平井さんのこと彩ちゃんて呼ぶよ…」
「そうね、それでいいかも知れないわ…」
「でも、ちょっと照れるなぁ…」
そう言うとアキラはちょっと顔を赤らめて笑うのだった。
そんなアキラの姿を見ると私は可愛くて仕方がなかった。
年下男子は余程の事がない限り私は可愛いと思っている。
当時アキラの勤める会社はマンションから車で約10分のところにあった。
アキラの会社は車通勤が認められた会社だった。
アキラは同棲し始めた頃車を購入した。
「彩ちゃん、俺さ、車買おうと思うんだけどさ…」
「ええ、いいと思うけど?」
「スバルのレガシィ買おうかと思ってさ…」