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人妻デッサン~絶頂に導かれた絵理奈
第9章 テーブルクロスの誘惑
ここで声を漏らすわけにはいかない。

周囲には多くの客がいるのだ。

それに、先ほどの店員が、不安げな視線を何度もこちらに向けてくる。

絵理奈は唇を噛み、神経を集中させるように下を向いた。

「絵理奈さん、こんなに興奮しているなんて・・・・・・・」

「原島さんっ・・・・・・・、お願い、言わないで・・・・・・・・・・・」

「いけない奥さんだ・・・・・・」

絵理奈をいじめるように、原島が笑みを浮かべ、そうつぶやく。

彼の足は動くことをやめなかった。

一度捉えた絵理奈の美唇を、執拗に突き、壁の奥をかき回すように動く。

冷房の効いた店内にもかかわらず、絵理奈は次第に汗ばんでくる。

いやっ・・・・・・・、動かさないで・・・・・・・・・・

くちゅくちゅという湿った音が、テーブルクロスの向こうから聞こえてくる。

それに気づいた客たちが、自分のことを見ているような気分にさせられていく。

あの女見ろよ・・・・・・、ほら、テーブルの下で・・・・・・・・

長い脚をあんなに広げて・・・・、気持ちよさそうな顔してるぜ・・・・・・・

絵理奈は原島の足を挟み込むように、両脚を閉じる。

だが、逆に刺激が増し、絵理奈は噛み締めていた唇を僅かに開けてしまう。

「あんっ・・・・・・・・・・・・」

絵理奈の脚に挟まれたまま、原島の足が小刻みに震えていく。

ああっ・・・・・・・・・・、ああっ、いいっ・・・・・・・・・・・

彼の足をきつく挟んだまま、絵理奈は瞳を閉じ、テーブルの端を握りしめる。
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