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気付かされた願望〜瑞穂の場合〜
第1章 瑞穂
和田くんは、うちの編集部唯一の男性社員だ。30代前半でまだ独身らしい。聞くところによると最初はErfüllungに配属され女性に囲まれて喜んでたらしいが直ぐに考えを改めたらしい。
今では力仕事や雑用を多くこなしてくれている。
「体験しづらい事?例えば?」
「僕だって思いつきで話してるだけで具体的に考えてませんよ。」
「和田さん、ちゃんと考えてくださいよ」
片岡さんが和田くんにツッコむ。片岡さんは20代後半の可愛らしい女の子でファッション誌希望で入社してきたらしい。仕事をそれなりに楽しんでいるようだ。
「そういう片岡さんはどうなの?なにか無いの?」
「そうですね。普段のセックスにアクセントつけましょうみたいなのはどうでしょう?変わったプレイの提案みたいな」
「変わったプレイ?」
編集長が聞き直す。
「目隠ししたりとか拘束したりとか普段しないような事を提案したりとか」
「SMって事?」
私が聞き直す
「まぁ、そこまでハードなやつでなくても良いし、突き抜けるならSMまで行っても良いと思います。普段体験できないけど気になってる人多いんじゃないかなって」
「片岡さん気になるんだ」
和田くんがニヤニヤする。
「和田さん、セクハラですよ。仕事だから言ってるだけです」
「はいはい。申し訳ございませんでした」
「そうねぇ。じゃあ少しアブノーマルなプレイの提案みたいなのをして、袋とじでSMにも触れてみる?それなら興味ない人は見ないで済むから。」
「なんか写真週刊誌みたいですね」
和田くんが漏らす。
「まぁ他に無ければそうするか。」
他に案が出ることもなく特集の流れが決まった。

数日後編集長に声をかけられた。
「篠岡さ、この前のセックス特集なんだけどさ袋とじのSMパートに入れるようにSMバーに取材行って欲しいんだよね。」
「私がですか?外部のライター使わないんですか?」
「ごめんねー。予算ないのと、やっぱり目玉だからあんまり外部使いたくないんだよね。女性目線で書いて欲しいから和田は駄目だし。他の女性陣はみんな手が空かなくて。篠岡なら信頼できるし」
「...わかりました。」
「ありがとう。期待してるよ」

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