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気付かされた願望〜瑞穂の場合〜
第1章 瑞穂
物腰の柔らかい、この女性がSMなんて性癖を持っているのか不思議に思った。
「愛羅さんは、その、実際そういう性癖をお持ちなんですか?」
「ええ。私はいわゆるSですね。」
「そうなんですか?意外です」
「そうですか?」
「ええ。なんというか物腰柔らかくて優しそうな雰囲気の方なので。」
愛羅さんが笑う。
「有難うございます。ですが恐らく篠岡さんは少し勘違いしているかもしれません。」
「勘違いですか?」
「はい。まずはSとMの関係というのは意外とMの方が主体な部分もあるんです。S側はMが望んでいることを感じ取ってあげる必要もありますし。M側はSに仕置される事で自分の性癖を満たしているんです。ある意味自分本位なんです。そういう意味で言うと奉仕してるのはS側だとも言えます。」
「そういうものなんですね。」
「後、皆さんが言うSっぽいとかMっぽいっていうのはあくまで普段の立ち振る舞い方だったり性格だったりの話だと思うんですけど、それと性癖のSやMとは別ですからね。」
「なるほど。確かにそうなのかもしれませんね。」
「私の経験上、たしかに大人しそうな人畜無害そうな人が極度のサディストだったり、性格きつそうで尊大な女性がマゾだったりもしますしね。もちろん見た目通りのパターンもありますけど。」
「私にはわからない世界ですね」
「そうですね。ショーも覗いていかれますか?他のお客さんもいるので撮影は御遠慮いただきますけど」
取材の素材は多いほうが良いので言葉に甘えることにする。
しばらくすると他の従業員の方たちも出社してきた。
愛羅さんに一人一人に紹介して貰う。
開店時間を迎えるとポツポツとお客さんが入りだす。
意外と女性客も多い印象だ。
思ったよりもオープンな雰囲気で普通のバーのような雰囲気もあるが人が多くなるにつれて雰囲気が変わっていく。
愛羅さんが私にスタッフの子を一人つけてくれた。
何処にでもいそうな可愛らしい顔つきの子だがほぼ下着のような格好をしている。凛花さんと言うらしい。
彼女の場合は昔近所の男の子に虐められて泣かされた時に何故か興奮し快感を覚えたのをきっかけに性癖を自覚したらしい。
何名かのお客さんかと話をしたが普通の感じのお客さんたちが、あけすけに自分の性癖を語っていく。私が取材に来ていることを他のお客さんに伝えてくれていたらしく色々な方が性癖をさらけ出してくれる。
「愛羅さんは、その、実際そういう性癖をお持ちなんですか?」
「ええ。私はいわゆるSですね。」
「そうなんですか?意外です」
「そうですか?」
「ええ。なんというか物腰柔らかくて優しそうな雰囲気の方なので。」
愛羅さんが笑う。
「有難うございます。ですが恐らく篠岡さんは少し勘違いしているかもしれません。」
「勘違いですか?」
「はい。まずはSとMの関係というのは意外とMの方が主体な部分もあるんです。S側はMが望んでいることを感じ取ってあげる必要もありますし。M側はSに仕置される事で自分の性癖を満たしているんです。ある意味自分本位なんです。そういう意味で言うと奉仕してるのはS側だとも言えます。」
「そういうものなんですね。」
「後、皆さんが言うSっぽいとかMっぽいっていうのはあくまで普段の立ち振る舞い方だったり性格だったりの話だと思うんですけど、それと性癖のSやMとは別ですからね。」
「なるほど。確かにそうなのかもしれませんね。」
「私の経験上、たしかに大人しそうな人畜無害そうな人が極度のサディストだったり、性格きつそうで尊大な女性がマゾだったりもしますしね。もちろん見た目通りのパターンもありますけど。」
「私にはわからない世界ですね」
「そうですね。ショーも覗いていかれますか?他のお客さんもいるので撮影は御遠慮いただきますけど」
取材の素材は多いほうが良いので言葉に甘えることにする。
しばらくすると他の従業員の方たちも出社してきた。
愛羅さんに一人一人に紹介して貰う。
開店時間を迎えるとポツポツとお客さんが入りだす。
意外と女性客も多い印象だ。
思ったよりもオープンな雰囲気で普通のバーのような雰囲気もあるが人が多くなるにつれて雰囲気が変わっていく。
愛羅さんが私にスタッフの子を一人つけてくれた。
何処にでもいそうな可愛らしい顔つきの子だがほぼ下着のような格好をしている。凛花さんと言うらしい。
彼女の場合は昔近所の男の子に虐められて泣かされた時に何故か興奮し快感を覚えたのをきっかけに性癖を自覚したらしい。
何名かのお客さんかと話をしたが普通の感じのお客さんたちが、あけすけに自分の性癖を語っていく。私が取材に来ていることを他のお客さんに伝えてくれていたらしく色々な方が性癖をさらけ出してくれる。