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気付かされた願望〜瑞穂の場合〜
第2章 目覚め
セックス特集は読者に概ね好評だった。
様々な反響がある中、感想に目を通す。
SMに興味を持っている女性が私が思っているより多く存在していた。私もあれ以降何となく興味を持ってしまっていた。
今まで気にも留めたこと無かったのだが、今では時々ベッドの中で、あの日の光景を思い出しては自分を慰めることもある。
自分の中にこんな一面があるなんて思ってもいなかった。
私は今迄、自分には特殊な性癖というものは特に無いと思っていた。しかし日々の忙しさの中で一歩踏み出すことも出来ず今まで通りの毎日を過ごしていた。

ある日編集長に呼ばれる。新進の鞄メーカーがありそこの取材に名古屋まで出張と言われた。メーカー主催で各種メディア媒体を招待し新製品発表を行うのだそうだ。
経費をメーカーが持ってくれるそうで会社も出張の許可をしてくれた。お金も有る所には有るものだ。
今回は和田くんと出張らしい。今回は日帰りでも帰れたのだが時間が読めないのと次の日が休日のため宿を取ってゆっくりとする事にした。
朝に駅で和田君と待ち合わせて新幹線で名古屋に向う。
取材自体は滞りなく進んだ。力を入れているらしくモデルをイメージキャラクターに据えて大々的に発表会をしていた。
各媒体ごとに順番で商品の写真を撮らせてもらったりメーカーの営業さんと紙面の掲載について打ち合わせしたりして相手先を出たのが19時前だった。
「結構掛かったね。」
「そうですねー。人が多かったですしね」
「私は宿取ってるからチェックインして適当に食事取るけど和田くんは帰るの?」
「僕もビジネスホテル取ってるんですよ」
「そうなんだ。じゃあ軽く飲みに行く?」
「本当ですか?お供しますよ」
たまたま同じホテルだったため同時にチェックインして街に繰り出す。
二人で個室居酒屋に入り乾杯をする。
「私、外泊なんて久し振りだな」
「そうなんですか?」
「子供いると中々ね。」
「今日はお子さんは旦那さんが見てるんですか?」
「旦那は単身赴任だからね一ヶ月に一回しか帰ってこないよ。実家に両親が面倒見てくれてるよ。まぁもう中学生の女の子いるから子供達だけでも大丈夫かもしれないけど」
「そんな大きなお子さんいるんですね。全然見えないや」
「いい意味として受け取っておくわ。和田くんは彼女いないの?」
「まぁ居ますけど、さいきんいそがしくてあえてないんですよね」

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