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女流官能小説家 縄奴隷堕ち
第6章 調教開始
涼子は顔が真っ青になりしばらく放心状態だった。手錠オナニーは全裸を見られるより恥ずかしい。他の目隠しをしていないオナニー動画も「これは先生ですよね?」と本人か確認をさせられた。本当に奈央には逆らえなくなった。涼子は一生奴隷になるしかないとまで思い始めていた。

さらに追い討ちをかけるように全裸緊縛された涼子の正面に三脚が置かれ、ビデオカメラがセットされた。カメラのレンズは裸で縛られている涼子に向けられ、奈央がその位置を調整していく。ビデオカメラを見た涼子は先程よりも激しく首を横に振ったが、それはまったく意味がない抗議であった。そして、ビデオカメラのセッティングは完了し、信用していた奈央の手で非情にも録画ボタンが押されてしまった。

「さぁ、これから黒崎先生のSMビデオ撮影ですよ。『官能小説家・黒崎涼子の全裸緊縛調教』というタイトルでアダルトビデオとして販売するかもしれませんから、いい顔で映ってくださいね。とくにイク瞬間はいやらしくお願いしますね、先生」

「涼子先生はオッパイが大きいからアダルトビデオに出たら人気がでそうね。大きいだけじゃなくて感度も良さそうだし。乳首責めは得意だからオッパイの責めは私に任せてちょうだい」

奈央と美玲の二人はベネチアンマスクと呼ばれる仮面を装着した。涼子だけは全裸で縛られて素顔のままである。これから撮影されていくビデオは本当にアダルトビデオとして販売されてしまうかもしれない。そんな恐怖が涼子に襲いかかる中、仮面姿の女二人が手にタマゴ型のピンク色のローターを持って涼子に近付いていった。

奈央のもう片方の手には涼子の書いた官能小説「奴隷堕ち秘書 SM調教の果て」という作品の文庫本が握られていた。
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