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女流官能小説家 縄奴隷堕ち
第1章 緊縛妄想
過激な内容の小説を書けば書くほど緊縛や調教に対する想いが強くなってくる。涼子が小説に書いている内容は裏を返せば涼子自身の願望なのである。裸で縛られ、首輪を嵌められ、檻に入れられる。そして、拷問のような責めを受けて何度も何度も絶頂する。そんな妄想を繰り返していた。

(流石に男の人に調教されるのは怖いけど縛られるぐらいだったら…ていうか縛られてみたい気持ちが強くなって…我慢できない。前に担当の人が言ってた緊縛師?とかいう人を紹介してもらおうかしら。プロの人は亀甲縛りとかもできるのよね。私の小説の主人公はみんな裸で縛られてるけど私は服の上からでいいわ…)

緊縛にあこがれる涼子。頭の中の妄想では服の上からや下着姿で縛られることを思い浮かべていたが、本心では丸裸にされて厳しく縛られてみたいと思っていた。涼子があこがれるのは単なる緊縛ではなく全裸緊縛だった。亀甲縛りや股縄も施されてみたいと思っていた。Eカップのバストを強調するような乳房縛りも施され、縄から絞り出された乳房の尖端の乳首に木製の洗濯バサミをつけられる。さらに目隠しや猿轡もされてみたい涼子。妄想が広がる。

(縛られて目隠しされるってどんな感じかしら。やっぱり怖いわよね。実際に誘拐とか監禁されたら目隠しされるわよね。猿轡もされて。誘拐されたらドラマとかだと口に粘着テープ貼ったりしてるわね。でも犯人にSM趣味があったらボールギャグされるのかしら。私、何考えてるんだろ…)

結局、新しい官能小説のアイディアはでなかった涼子。いつものように自分が誘拐・監禁され、厳しく縛られているという被虐妄想をしただけだった。しかし、出版社から新しい官能小説の原稿の催促をされている涼子は資料用として購入していた手錠や首輪、拘束具などをクローゼットから取り出し、それらリアルな道具を見てアイディアを絞り出すことにしたのだった。
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