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高校生の性春・日記帳
第14章 花火が終わって

居間の座卓でおじいちゃんは朝食を食べ終えて、お母さんが僕たちの食事を用意してくれます。
「あなたたち、食事を済ませたらお手伝いをしてもらいますよ。琢磨はおじいちゃんと部屋のかたずけを、チコちゃんは洗濯とお掃除をお願いね」
「はーい」
チコちゃんは昨夜と同じように、甘えるようにおじいちゃんの膝上に座ります。
お母さんはおじいちゃんの食器をかたずけて、チコちゃんの前にパンと総菜の皿を並べます。
「チコちゃんたら、おじいちゃんに甘えられるのも今のうちね。来年はもう中学生なんだからね、うふふ」
「だって、おじいちゃんが寂しそうなんだもの……」
「おうおう、いつまでも甘えていいんじゃよ。チコは可愛い孫みたいなもんじゃからのう」
そんなおじいちゃんに、チコちゃんは総菜の皿を指差して小声で囁きます。
「ねえ、おじいちゃん、このソーセージさあ、おじいちゃんのアレみたいだね」
「そうかのう……ワシのはもっと太いと思うがのう」
チコちゃんはソーセージをパクリと食いつきました。
朝食を終えて僕たちはお手伝いをすることになったのですが、おじいちゃんの寝室を掃除している時に、小机の引き出しを開いてドキリとしました。
そこにはたくさんのコンドームと、オナホールがむき出しで入っていたのです。
だけど僕も男ですから、おじいちゃんの秘密を言いふらしたりはしません。
お手伝いを済ませて昼食を終えて、僕とお母さんが玄関を出ると、おじいちゃんとチコちゃんが手を振って見送ってくれました。
チコちゃんは帰らないのかなあ? まさか、これから、おじいちゃんとチコちゃんは……?
来年の夏休みはチコちゃんは中学生だけど、僕とヤッてくれるかなあ?
心も身体も大人の女になって、小学生の無邪気さが消えてしまっているのだろうか?
空を見上げればうだるような真夏の日差しで、野辺の昼顔が淫乱な刺激を求めて花を咲かせているようだ。

