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高校生の性春・日記帳
第15章 9月4日(2学期)格闘ゲーム

負ける筈はないと思っていたのか、悔しそうな顔の敬子さんだったけど、コントローラーを机に置くとサバサバした表情で言い放つのです。

「私の負けね。悔しいけど、いさぎよく罰を受けるわ」

「えっ? 罰って?」

罰とか言われて、何のことだか分からずに問い返しました。

「あら、罰則のルールを勇樹から聞いてないの?」

敬子さんは僕のたじろぎなどお構いなしに、イスから立ち上がってスカートのジッパーを開くと、パラリと足元に脱ぎ落したのです。

黒いビキニの紐パンティがあらわになって、パンティとストッキングに挟まれた生肌の太ももの白さが眼を射てまぶしかった。

僕は呆気に取られて目を白黒させているのですが、敬子さんは下着姿になると、女豹の目をして近づいて来る。

僕はその刹那、ゲームを理由に勇樹が家に誘ったのは、もしかしてお袋さんの敬子さんの指図じゃなかったのかと訝ったのです。

勝っても負けても、敬子さんはスカートを脱ぐ覚悟だったんだ。

だから勇樹は、気を利かして部屋から消えてしまったのではないのか?


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