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高校生の性春・日記帳
第17章 9月8日(金曜日)約束

僕に交換条件を約束させた時のお母さんの顔は、悪だくみを仕掛けた女郎蜘蛛の怪しさでした。瞳が狡猾そうに光っていました。

そんな表情をされたら、どんな約束をしたんだろうかと不安になりますが、すぐさま頭に浮かんだのは、僕の童貞を奪った叔母さまの顔でした。

お母さんと叔母さまは仲の良い姉妹だから、コーヒーでも飲みながら卑猥な雑談をしているうちに、叔母さまはもう一度、高校生の元気なソーセージを食べたくなったんではなかろうか?

お母さんも叔父さまともう一度、狂乱の一戦を交えたくてウズウズとして、二人で作戦を練っていたのではないか?

お母さんは自分からは言い出せなくて、チャンスをうかがっていたのではないのか?

なにしろ僕の性体験の対象は、敬子さん以外にはお母さんと叔母さまとチコちゃんしかいないのだから、他に思い当たる女性なんていませんから。

それとも、誰かとヤルというのは僕の勝手な思い込みで、セックス以外の何かを強いられるのかもしれない。

ところが1か月後に、つきつけられた交換条件はとんでもない要求だったので、そのとき僕の顔は青ざめました。

だからお母さんは頑として、今は言えないと言って交換条件の内容を明かしてはくれなかったのです。
僕は絶対に約束を守ると断言したのですから、その時になって拒否することなどできないのですよ。


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