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12歳年下の彼と入籍する話
第6章 お盆休み


『「乾杯」』


まずは…瓶に入った
ハイネケンで乾杯をして
用意した料理を、プールに
足を付けてバシャバシャしながら食べる。

「大勢で賑やかにするのもいいけど
ふたりだけも、それはそれでいいよね?」

『そうですよ、えっちな水着の
ナイトプールパーティーなんて
プール付きのヴィラとか、
それこそプール付きのラブホじゃないと
しようと思っても出来ませんからね?』

そう言いながら彼が笑っていて
お肉多めの野菜炒め丼を
凄い勢いでかき込んで食べていて。

お盆の大人数用のセットだったから
今使う分には多すぎる量だったので
お肉は全部使わないで残してあるから、
明日のお昼ご飯の時にでも…それで
何かに…しようと思ってるんだけど。

『これで…、音楽掛けられたら
最高なんですけどねぇ~。
テラスハウスなんで、
お隣さんが居るから出来ませんけど…』

「音楽は…お風呂場でなら
大丈夫なんじゃない?」

『じゃあ、食べるものは
お風呂場は厳しいですけど。
ライトと、お酒なら持って入れますし。
この後、お風呂パーティーしましょうよ』

プールに沈めていたライトを綺麗に
洗って、消毒して。
お風呂でパーティーしようと言うので。

しばらくナイトプールでの
パーティーを楽しんで
ある程度食べ終わった頃に
お湯張りを彼がしに行ってくれて。

お風呂のお湯張りが出来る前に
残っていた食べる物は食べちゃって
後片付けは済ませて置いて。

最初はいつも通りにお風呂に入って
髪の毛とか…身体を洗って。

お風呂にライトを沈めて
お風呂の電気を消したら。

『凄い…ラブホの風呂ぽいですよ…』

「ホントだ」

『こんな遊びも良いですね…』

グラスに注いだ安物の
スパークリングワインで乾杯して。

『これが…露天風呂だったら
日本酒って感じですけど、
家のお風呂だと
こっちの方が合ってますね』

「あははは、そうだね…
でも…こんな楽しみ方も良いかもね」

バスルームだから、
凄いスピーカーの音が響いて
いい感じの音に聞こえるし。


『巴さん、このライト…このまま
ベッドルームに持って行きませんか?
ベッドパーティーしましょうよ』


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