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12歳年下の彼と入籍する話
第1章 7月の…旅行の後の話……

『そうだよ?来月で付き合って
1年になるって僕が言ったの
聞こえてなかった?ライト』

『いや…そう言う意味ちゃうねんって
巴ちゃん以外の女の子とさ、たまには
港斗もえっちしたなったりしーへんの?』

來翔のその質問に、別にと
そんな風に思わないと…港斗が答えて。

『僕は…巴さんが居てくれたら
それでいいし、それ以上でも
それ以下でもないんだけど?
僕は巴さんがいい…し、巴さんと
もっとしたいとは思うけどね?』

『あれ?…港斗…友坂さんは?』

ガチャと…玄関のドアが開いて
コンビニの袋を持った有翔が入って来た。

『アルト、コンビニ行ってたの?』

『そうだよ?もうちょっと
飲みたい気分だったからさ。
剣菱買って来たからぬる燗で飲もうよ』

そう言って真夜中の…
男3人の飲み会が始まって。

『ミナトは巴ちゃんと
海水浴は行かへんの?』

『海水浴…って言って良いのか
わからないけど、沖縄で
シュノーケリングならしたけどね…
2人は…ちょいちょい淡路島
行ってるって言ってた位だし。
淡路で泳いだりしてるんじゃないの?』

『ああ、淡路も行くけど。
須磨も行くし、大蔵海岸も行ってんで。
なんか…今度…、8月のどっかで
コバ、葵ちゃんと竹野行く言うてたで』

今日は…お家ナイトプールだったけど、
海には行かないのか?と言われて
沖縄でシュノーケルをした話をすると、
双子は近辺の海に良く行ってるみたいで。
小林君はエビちゃんと来月に
竹野浜海水浴場に行くのらしい。

『でも…仕事終わってから
仮眠取って、夜中に出るって
言ってたから2人共楽しみに
してるみたいだよ?その日は
泊まるって言ってたから、
ちょっとした旅行みたいな感じだよね』

確かに…神戸から竹野浜海水浴場の
ある兵庫県の豊岡市までは、
車で…3時間以上…の道のりになる。

『竹野行くより、白良浜行く方が、
俺、近い思うんやけどなぁ…』

同じ兵庫県内とは言え、
南から北まで縦断するので
結構な移動距離と移動時間になるから。
來翔が白良浜の方が近いと言うのは
あながち…間違いではないのだが。

『そうなると…県から出ちゃうから
旅行になっちゃうからじゃない?』

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