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12歳年下の彼と入籍する話
第2章 2024年8月2日~8月3日

うちの両親も…、私の妊娠中に
沖縄旅行をしていた事が判明して。

そんな話をしてる間に、
予約をしていた11時30分を
2分程過ぎてしまっていて。
そのままぞろぞろと1階を移動して。

オークラの1階にある日本庭園を眺めながら
食事を楽しめる日本料理の山里へ着いた。

個室のプランで予約をしていたので、
綺麗に整えられた日本庭園が見える
大きな窓のある個室に案内されて。
テーブルに6つ並んでいる椅子の
中央に私と彼が向い合せに座って。
それぞれの両親で挟むように席に着いた。

Baumkuchen工房 ふるむーんの
バームクーヘンの詰め合わせを
彼のご両親に手土産としてお渡しして。

彼もうちの両親にお土産を
用意してくれていてまずは
お土産交換会…みたいになったんだけど。

彼が食事会に時間を作ってくれた事の
お礼と、開始の言葉を述べると。
乾杯用にスパークリングワインを頼んでくれて
いたみたいで、それぞれのグラスに
スパークリングワインを注いで貰って。
乾杯の音頭を彼の父親の
浩輔さんにしてもらって。
顔合わせの食事会は始まった。

顔合わせの食事会のプランには、
この個室の個室の料金と、
お料理とこの今飲んでる
乾杯用のスパークリングワインが
プランの中に含まれているのだそうだ。

前菜がお祝い膳に乗って運ばれて来て。

1つのお膳で色々な物が
味わえる様になって居る。

顔合わせの食事会なので、
あくまでも両家の親睦を深めるのが
この会の目的なので、ゆっくりと
会話を楽しみながらコースを頂いて。

食事が終わった後は、
そのままメリケンパークをブラブラと
腹ごなしの散歩をしていると。

『そう言えば…この前まで
長い事…改装工事してたわよね…』

そう言って彼の母親の亜希子が
リニューアル工事を終えた
神戸のシンボルタワーである
鉄塔の美女とも呼ばれている。
鼓型をしたポートタワーを見上げていて。

『折角ですし、上まで上がりますか』

と…うちの父が言った物だから。
今…私達6人は…
ポートタワーの上の展望台に上がる
エレベーターを待っている。

『僕も、昔昔に、それこそ
小学生の低学年の時に
ポートタワー上ったきりですね…』






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