この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
12歳年下の彼と入籍する話
第2章 2024年8月2日~8月3日
その他にも候補になる日を挙げて、
第一候補がその9日で。
その先はお盆になっちゃうから
私達もそれぞれの実家に
泊りに行ったりする予定だし
双子も親戚でお盆にあの別荘で
集まる…と言っていたので。
お盆の間は無理そうな感じだったんだけど。
9日が予約埋まってたら、
19~23日の中の平日で。
2人が夜勤が無くて来れる日を
リストアップしてくれたので。
その辺で空いてて予約が取れる日と
言う感じにその話はまとまって。
良く冷えたスイカを片手に
もう片手にビールを飲んで。
時折聞こえて来る風鈴の音と、
船内を行きかう浴衣姿の女性達を見ていると。
こんな夏も…悪く無いなぁと
そんな風に感じながらに、
2時間の時間はあっという間に過ぎて。
『このままどっかで、
ちょっと飲み直ししますか?』
1人で浴衣なら恥ずかしいけど
4人で浴衣だから恥ずかしくないですよと
港斗君が言って来て。
どうせ電車に乗らないと帰れないので
ぶらぶらと…駅の方向に歩いて。
元町駅からほど近い場所の
たまごかけご飯が自慢の
VEGETABLE DINING 「農家」で
自慢のたまごかけご飯と、
日替わりおばんざい小鉢の
7種類盛り合わせと、
淡路島の玉ねぎの丸ごとホイル焼きを
注文して4人でシェアして頂いて。
元町駅で…2人とは別れて解散した。
「さっきのお店、お店の中外も、
八百屋さんみたいで…
面白い居酒屋さんだったね…」
お店の中は落ち着いた雰囲気で
昔の農作業道具が飾ってあって。
綺麗なんだけど、田舎の
お祖母ちゃんの家感のある内装だった。
店の前にディスプレイされてる
県内産のお野菜は、購入する事も
出来るから居酒屋なんだけど
半分八百屋さんでもある感じか…。
『夏は…ビールが美味いですし…。
楽しみですね、大丸のビアガーデンも』
帰りの電車に揺られながら
そんな話を彼がしていて。
『やっぱり、小林君達も…今日は、
浴衣プレイ…するんですかね?』
葵ちゃんは…仕事の帰りに
小林君の長田のアパートで
着替えさせて貰ったって言ってたから。
また着替えて…から帰るのか
小林君のアパートに泊るんだろうけど……。