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12歳年下の彼と入籍する話
第3章 浴衣えっち

『ふふふ…、大丈夫ですよ。
私に気を壮太サンが使ってくれて
そう言ってるって分かってますから。
じゃあ、…こうしましょう。
壮太サンのお部屋のスペアキーは
貰うんじゃなくってお借りします』

そう葵が小林の言葉に返すと
小林が安心した様な感じに
表情から緊張が抜けて緩んで。

『ありがとう。そうして…
貰えると…僕も…助かる…し
その…、嬉しい…から……』

今度…港斗に…巴には
自分の部屋の鍵を渡したのかと、
そう尋ねてみる事にして…。
その日は一緒にシャワーを浴びて
一緒に寝室のお布団に入って…。
イチャイチャしてる内に…、
えっちしたい気分になって来て
えっち…して…寝た…んだけど…。

次の日の朝に…葵が目を醒ますと。
すでに…小林は家を出た後で、
朝ご飯…用意…しようと思ってたのに…。
行ってらっしゃいのお見送りも…
出来なかったとしょんぼりしていると。

隣の和室のテーブルの上に
小林が書いたメモ書きと
スペアキーが添えて置いてあって。

冷蔵庫に…、朝ご飯を入れてくれてるので
それを食べてと言う事で…。
ありがたく…朝ご飯を…頂いて。
使ったお皿を綺麗に洗って。
小林が書いたメモ書きの手紙と、
スペアキーを持って、葵は
小林のアパートを後にした。

明日は…夜勤明けだから
一回自分のアパートに帰って
お泊りに居る物とか用意して
シャワーして仮眠をしてから。

鍵を返す…という名目で…
小林のアパートで…
お夕飯を作って仕事から
帰って来るのを待って居ようと…
そんな風に思ったので、
キッチンを明日借りても良いかと
そう仕事に向かった小林にLINEを送った。

小林の家から駅までの
足取りは軽くて、
こんなに…幸せで良いのかなぁって。
ポケットの中のスペアキーを
自分の指で確かめながら
そんな風に葵は感じていた。



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