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12歳年下の彼と入籍する話
第4章 2024年8月9日

『アイスもええなぁ…、
食べ放題やし、好きなだけ食べな?』

『アイス美味しいですよ、小林サン』

『うん、アイス美味しいね…』

『そう言えば…もう明日から
早い所は盆休みなるけど、
行く言うてた、竹野はもう行ったん?
まだなん?いつ行くん?』

來翔が竹野へはいつ行くのかと
そう小林に質問をして来て。

『泊りなんでしょ?どこに泊るの?』

來翔の質問に被せる様にして
有翔も質問をして来て。
2人が竹野浜に行くのは
お盆が終わってからみたいで。
泊まる場所は…秘密なのだそうだ。

ちらっと…港斗君の方を見たけど
首を振っていたから、知らないみたいで。

『…あ、そうだ…、2人は…
付き合って…どれぐらいで…相手に
…部屋の鍵…渡したり…する…のかなって
ちょっと…聞きたいなって思ってて…』

『え?部屋の鍵って、住んでる
マンションの部屋の鍵やんな?』

『ああ~、僕は……幾つか鍵は
持ってて良いよって、渡されてるけど
渡す事はないかなぁ…』

『アルト、お前のそれは…あれやろ?
あっちが用意した、密会用の
マンションの鍵かなんかちゃうんかいな』

『小林君…その質問は、このふたりに
振るのは…間違いだと…思うよ…?』

普通の男女の交際をしてない2人に
しても無意味な質問だと、港斗が言って。

『だったら、生田さんは
友坂さんに…自分の部屋の鍵って
同棲する前に渡してましたか?』

小林がだったらと質問を港斗にして来て、
港斗が質問に答える前に、巴が
ううんと首を横に振った。

「だって…私達は…こう
曜日で…決まってた…感じだから。
水曜日は彼のアパートに
ジムで合流してから泊まって、
週末は金曜日、土日と私の
アパートに泊って、月曜日に…
そこから仕事に行く感じ…でね…」

『え。めっちゃ半同棲やんそれ。
自分等同棲する前からそんな
ずっと一緒におったん?ヤバない?
もう、そんな泊まるんやったら
一緒に住もうやってなるわなぁ』

『僕としては、すぐに同棲したいって
巴さんには言ったんですけどね?
それは早すぎるって断られたんで』

『友坂さんらしいと言えば
らしい感じだけど…ね?』

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