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12歳年下の彼と入籍する話
第4章 2024年8月9日

それから話題は…
私達のあの半同棲生活を
何時頃から始めたの?みたいな
そんな感じの…流れになって。

『ほんならあれなん?自分等
付き合い始めてすぐから
半同棲してたって事でええん?』

私の…元カレである、
雄介さんとも…ずっと
週末の金曜土曜日は、
相手のアパートに泊ってた事もあって。

私の中の感覚でも、それに
違和感を何も感じなかったんだけど。

『はぇ~、巴姉サンと
生田サンって……大人ですねぇ…。
いや、実際に…大人なんだけど…ぉ』

そう言えば…、葵ちゃんは
初めての彼と付き合っていたのは
看護学校時代で、その彼と別れてからは
彼氏は居なかったって言ってたし…。

お互い学生でお金もないだろうから、
実習とかもあって、忙しいみたいだし……。
ラブホテル行ったりとかも…、
ない感じに言ってたから…。
葵ちゃんの感覚からしたら、
私と港斗君の…付き合い方は…
大人って認識される…んだろう…な…。

『まぁ別に僕は、2人が良かったら
何時から半同棲でも、同棲でも
結婚でも良いと思うけどね?
こうじゃないといけないって言うのが
それぞれのカップルで違うのが
男と女って物だと思うけど…ね』

と…もう…こう…世界の端まで
見て来たみたいな事を、
双子の片割れの有翔が言って居て。

『だから、こうじゃないといけない
とか、こうするべきって、
そんな風に硬くなることも
全然無いと思うよ?あ、ほら
ピザも来たし、ピザ食べようよ』

丁度スタッフの人が、テーブルに
ピザを運んで来てくれて。
テーブルの上に焼きたてのピザが
3枚届いて、ビール片手に
ピザパーティーをしてたんだけど。

『シラスのピザ…美味しい…』

『やな、これ、めっちゃ美味いやん、
もう1枚シラス追加しようや…』

小林がシラスのピザを気に入ったみたいで
來翔が追加のピザを注文していて。

『巴さん、お代わりのビール
一緒に汲みに行きましょうよ』

そう港斗が巴に声を掛けて来て
ビールサーバーのある場所に
一緒にふたりで移動する。

『双子は知り合いも多いし、
女の子達と来た方が…ビアガーデンも
楽しいんじゃないかって…
そんな風にも思うんですけどねぇ…』

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