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12歳年下の彼と入籍する話
第1章 7月の…旅行の後の話……
これ…食べる物…余らないかなって
ちょっと心配なんだけど。
『コロナで乾杯しましょうよ』
瓶の蓋を開けて、カットした
ライムが…挿してあって。
コロナのロゴの入ったバケツに
たっぷりの氷で冷やされている。
瓶を1本ずつ手に持って
乾杯をしてパーティーは始まった。
有翔さんのシーフードと
キノコのマリネの乗った
ブルスケッタは…美味しくて。
『ケンタのバーレル見ると、
パーティーって感じしますね…』
來翔さんが買って来てくれた
ケンタッキーフライドチキンを食べながら
良く冷えたコロナビールを飲んで。
『ナイトプールパーティーもええなぁ。
また…淡路の別荘で、女の子
何人か呼んでパーティ―しよっと』
あの別荘には立派なプールがあるし
ここよりも本格的なBBQしながらの
ナイトプールパーティーが楽しめそうだ。
『うちの別荘部屋、余ってるしさ、
都合付く日…あるんだったら
来月難しいなら再来月とかでも…
ナイトプールパーティーあそこでしない?』
そう…お代わりのコロナビールを
片手に持ちながら有翔さんが言ってきて。
『…沢山の方がええって。
めっちゃ楽しいって。巴ちゃんの
あの甥っ子のヤマトも連れて来てええで?
うちのプール、温水も出来るから
9月やったら…全然、プール行けんで』
コロナビールの後は……、
大きなタライで冷えてる
お酒を好きな様に飲みながら。
持ちよりした料理を食べて。
合間に記念撮影をしたりして。
『あ、これ…どうぞ。
大した物じゃないんですけど。
巴姉サンと生田サンで…使って下さい』
と言って何かを葵ちゃんが
私達にプレゼントしてくれて。
『何々?何もろたん?見して見して』
そう興味津々な様子で
來翔さんの距離がめっちゃ近かったんだけど。
その貰った物を開けると、
メッシュが付いた…何か…で。
『あ、それあれやん。水ん中で
ハンモックみたいになるやつやん!』
これはハンモックフロートと言う
水の中で使うハンモックらしくて
葵ちゃんが用意してくれたのは、
大人2人が使えるサイズの物なのだそうだ。
『ポンプあるやん、これで
あの…俺のフラミンゴちゃんもいけるやん』