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12歳年下の彼と入籍する話
第6章 お盆休み
お夕飯が終わる頃には…
結構…男性陣は…出来上がっていて。
浩一さんはもうちょっと
浩輔さんと飲むと言って居て。
小さい子が居るのでと、
紫杏さんの一家は紫杏さんが
運転する車で一足先に家を後にして。
前の時も…紫杏さんのご一家は
車で来ていたけど。紫杏さんのお家は
東京ではなく大阪の方にあるらしい。
今日は宝塚の駅の前にある
宝塚温泉 ホテル若水に
一家で泊まる予定なのだそうだ。
ホテル若水も高級宿で、
畳のお部屋があるので
小さな子供が居るので
二間続きの和室の部屋で
泊るのだと話していて。
若水は月曜日と土曜日は
女性の大浴場はバラ風呂になるそうで。
紫杏からのリクエストなんですよと
ご主人が…そう言って居て。
一気に4人が居なくなると、
お家が…広々と感じる。
ある程度進んだ頃に、もう
男性陣は好きにするから
私達も好きにしましょうと
亜希子さんが声を掛けて来て。
一緒に飲みましょとワインを出して来て。
さっき成城石井で買って来た
ドライフルーツ入りの
クリームチーズをクラッカーにONして。
いかりスーパーのプリンアラモードや、
フルーツがたっぷり入ってる
ババロアや、わいわい家族の
ザッハトルテ、それにチョコサラミも
ワインのお供に…は…美味しくて。
ちょっとしたスイーツバイキングだなぁと
思いながら…も…美味しいワインに
スイーツで飲み過ぎてしまいつつ。
空いたお皿を…洗うのを手伝って。
男性陣はまだ飲んでるから、
先に港斗君の弟の奏多君と、
今日は奏多君の部屋に泊ると言っていた
いとこの紫門君に先にお風呂に
入って貰う事になって。
その間に…亜希子さんが淹れてくれた
お紅茶で…食後の…時間を
談笑しながら楽しんで。
『結婚式場は…決まりそう?』
「いえ、…まだ…幾つか候補は
あるにはある…んですけど、
ブライダルフェアとか、相談は
港斗君が…予約してくれている…みたいで」
『もう、人生に1回だけなんだし
全部…しちゃえば…いいわよ~。
おじいちゃんおばあちゃんからも、
港斗の結婚式にって通帳をね
預かってるから、お金なら
それで全然賄えるわよ?』